恋愛コラム「そこに恋があるのだ」
Profile
愛称「マッピー☆」。7月21日東京都生まれ。立教大学卒業後、TOKYO FMのアナウンサーとして入社。2001年にフリー転向。現在、TBSラジオ「ストリーム」(月〜金/13:00〜15:30)や、TOKYO FM「Hits from the Heart」(土/16:00〜16:55)などに出演中。
趣味はドライブ、フラメンコ。特技は、ワインエキスパート!
Vol.112  愛に溢れる美術館「Ashes and Snow」は今、愛すべき人と・・・。

「ビリー・ワイルダー監督がマリリン・ モンローを撮ったとき、恋に落ちなかった?」 
  
そんな粋なたとえ話で、パーティーに集まった人を魅了したのは、

カナダの写真家「グレゴリー・コルベール」。  
 
今月11日からお台場にやってきた
<Ashes and Snow ザ・ノマディック・ミュージアム>に、いますぐ行ってほしい! 
ノマディック(遊牧)美術館は、グレゴリー・コルベールの作品を展示するために作られた移動美術館。
いま行かなければ、作品も美術館も消えてしまうというのだから、なんとも大胆かつ贅沢。
 
イタリア、ニューヨーク、カルフォルニア州サンタモニカを経て、
東京・お台場に造られることになり、日本のファンは待ちきれない思いで迎えたはず。
東京テレポート駅の目の前に建築中の巨大倉庫みたいな建物を見ながら「なんだろう?」と思っていた人も多かったようですが、その正体は巨大な美術館だったんです。
鉄製の貨物コンテナがむき出しに積み重なっている外観は、ワイルド。


広さ5,300平方メートルの美術館に足を踏み入れると、ヴァージン・ロードのような通路が長く伸びていて、
天井はとても高く、そこに広がるセピアカラーの空間にびっくり。
太い円柱は、再利用できる素材だそう。
そこには、人間と動物との奇跡の瞬間が、圧倒的存在感で展示されている。
液晶やプラズマテレビでも体験出来なかった迫力。
写真の質感が素敵だったので、近づいてみると・・・なんと!日本の和紙に焼きつけてあるんです。


チーター、ワシ、象、くじらと、私たち人間がこんな交流できるのか・・・。


わたしは「象の物語」と「ワシ」が大好き。
ワシが、真っ正面から飛んでくる瞬間など、
自分の中のイマジネーションがざわざわと掻き立てられるものばかり。
ぜひ、恋人と足を運んでほしいかな。

グレゴリーが長い歳月情熱を注いだ「Ashes and Snow」。
自分が抱えている小さな傷が癒えるくらいの衝撃があるはず!

 
実は、オープニング・パーティで、グレゴリー・コルベール本人のお姿も拝見したのですが、
精悍な顔立ちと健康的なイメージのかっこいい人。
館内を歩き回っていたので、彼の大ファンだった友人はメッセージカードを渡すことに成功!

 
パーティの挨拶では、
「ビリー・ワイルダー監督がマリリン・ モンローを撮ったとき、恋に落ちなかった?
もちろん、恋におちたよ。それはレンズ を通してのことさ。
僕もレンズ越しに動物と恋に落ちたんだ。チーターもワシも象も。
時の流れ。時そのものの神秘。
私の映像を通じて、時を忘れる場所があるんだと感じてほしい」
と語るグレゴリーにうっとりのわたし。
きりっと冷えたシャンパンを手に、仕事の疲れはどこへやら・・・。


グレゴリー・コルベール作品展 
<Ashes and Snow ザ・ノマディック・ミュージアム>は、6月24日(日)まで


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