恋愛コラム「そこに恋があるのだ」
Profile
愛称「マッピー☆」。7月21日東京都生まれ。立教大学卒業後、TOKYO FMのアナウンサーとして入社。2001年にフリー転向。現在、TBSラジオ「ストリーム」(月〜金/13:00〜15:30)や、TOKYO FM「Hits from the Heart」(土/16:00〜16:55)などに出演中。
趣味はドライブ、フラメンコ。特技は、ワインエキスパート!
Vol.111  大人な男女向け恋愛マニュアル、映画「最後の恋のはじめ方」
人気男性誌の「女の本音」特集を読んで、がっかりした。 
例えば、こんな感じ。
女性が「わあ〜こんなの初めて!」と声を上げて喜んだ時は、
女の本音は「そんなわけないだろっ」と言っている。
なぜなら、本当に感激したら声がでないはずだ。
という行動分析や、彼女の今夜はOKよサインの会話例の紹介などなど。これら記事を見て、愕然・・・。
想像と妄想を掻き立てるような、恋愛の極意にはほど遠く、
紹介されている会話が安っぽくて「いい女・いい男」がまったく想像できなかった。 
ああ、バブル期のポパイやHOTDOGのデート・マニュアル特集が、懐かしいな〜。
あれは、女子高でも読んでたくらいのリサーチ力だった!

実は最近、親友の悩みを聞いていて、
思わず映画「HITCH」(2005年公開、邦題:最後の恋のはじめ方)をお薦めしてしまった。
悩んでる人にラブ・コメ?と言われそうだけれど、ウィル・スミスが特に苦手でなければ(笑)、
大人がおおいに活用できる恋愛マニュアルとして推薦できる。
 
片思い中で2年近く悶々としている彼女は、まったく意外な男友達からデートに誘われている。
適当な返事のまま1ヶ月忙しくてすっかり忘れていたら、また連絡があり、
どうしたらいいのかわからない。
嫌いなわけでもないけれど、ときめいていない男性。
友達としては嫌われたくないし、どうしよう。

まあ、贅沢な悩みにも聞こえなくもないけれど、
仕事も恋愛も不器用な彼女を知っているので放っておけない。

そんな彼女に薦めた映画「HITCH」は、軽いラブ・コメと思われがちですが、実はかなり深い。
ウィル・スミス演じる主人公−ヒッチは、恋愛ドクターとして、数々のカップルを誕生させている。
冒頭の恋に臆病な男性達へのヒッチからのレクチャーは面白い、メモるべし。 

ヒッチのモットーは<恋は一瞬のきっかけで始まるんだ!>。
シャイで恋愛がうまくできない男性でも、憧れの女性のココロを掴めるんだ、と一緒に頑張り続ける。
女達が口にする「今は、タイミングが今いちなのよね」とか、「男よりキャリアが大切だわ」とか、
こんな言葉は大嘘で、恋は男のアプローチ次第。
そこで彼が出会いや口説きの演出をするのだけれど、これは納得!という会話がたくさん出てくるので、恋愛の段階に応じておおいに参考になる。
印象的でいまでも残っているのは「一回目のデートが成功したら、彼女には嫌われていない。
大切なのは、次にヘマをするな!」ということ(汗)。
 
映画にも似たシーンがあってびっくりしたのが、<美術館デート>の落とし穴。
今宵は、デートしている相手が主役。
なのに、世の男性諸君は張り切りすぎて、忘れて自分の蘊蓄・雑学ばかりを話しがちなのだ。
主役の感想をたっぷり聞いてあげながら、館内ではやや自由に、
でも、決して彼女から目を離さないこと(注)!
館内ではぐれてしまうのは、最悪だから。

映画の登場人物たちは、突き抜けた演技で愛すべきキャラだし、
恋愛に一生懸命な姿を見ると、自然に<<恋力>>がついてきそう。
わたしが、デート・ドクターなら、
なんとなくデートするよりも、片思いの人に告白するために、
エクササイズを一緒に始めるにちがいない!

コラムトップページ バックナンバー