恋愛コラム「そこに恋があるのだ」
Profile
愛称「マッピー☆」。7月21日東京都生まれ。立教大学卒業後、TOKYO FMのアナウンサーとして入社。2001年にフリー転向。現在、TBSラジオ「ストリーム」(月〜金/13:00〜15:30)や、TOKYO FM「Hits from the Heart」(土/16:00〜16:55)などに出演中。
趣味はドライブ、フラメンコ。特技は、ワインエキスパート!
Vol.062 今度のチェ・ジウはいたずら好きで、酒に強い?!
主演映画「連理の枝」に学ぶ愛の言葉
 なんと言っても、タイトル「連理の枝」に惹かれました。
まるで2本の枝が絡み合い、一本の樹となるような永遠の愛・・・との宣伝コピー。
「わたし、この言葉に惹かれるんだよね・・・」と、同世代の女性スタッフに話すと、
「それって<比翼の鳥、連理の枝>ですよね。えっと、誰だっけ〜」と悩み顔に。
あれ?そう言われれば、私も知ってるその対の言葉。
焦って調べてみると、中国・唐の詩人、白楽天「長恨歌」に出てくるもので、
全文は長〜い。これを勉強したから覚えていたわけではないはず・・・。  

 口に出しているうちに、頭とココロの内なる何かが動き出したのです。
あ、あああ、「あさきゆめみし」だあ!!!
そこからは、ふわ〜っと思春期が蘇ってきました。
舞い戻った源氏が言った象徴的な言葉<比翼の鳥、連理の枝>。
「源氏物語」を漫画化した大和和紀さんの「あさきゆめみし」は、
80年代の女子中高生にはバイブルだったのです。これから、古文の授業が楽しくなったものです。

 注:ちなみに。
  「比翼の鳥」は雄雌が一つの目一つの翼で、常に2羽一体となって飛ぶ鳥。
  「連理の枝」は、幹は二本で一つの枝に伸びている樹。
  唐の皇帝・玄宗と楊貴妃の悲劇読んだもの。
  日本の「源氏物語」にも影響を与えたと言われています。
  愛し合う男女の例えとしては、かなりロマンティックですが、
  魂も愛し合うくらい深い感じなので、私たちが日常で使うのは危険です。
 
  さて、映画のほうの「連理の枝」は、
残された時間を明るく生きるヘウォン(チェ・ジウ)と、
初めて恋をするミンス(チョ・ハンソン)の運命の愛。
病気と闘い、残された時間はわずかだなんて、すぐに涙してしまいそうですが、
病院での毎日をびっくりするほど自由に、明るく過ごすのです。
例えば、病院を抜け出して、バーでデートするシーンで、
高級そうな赤ワインを、親友と一気にグラスを空けるのがチャーミングで好き!
(意外にも飲むシーンが多いので、ジウ姫の格好いい飲みっぷりにも注目です☆)
だからこそ、その笑顔の裏にある、過酷な運命を誰もが恨んでしまうはずです。

 そしてプレイボーイだった、ミンスのココロの変化や苦悩を、
観てる側に「あなただったらどうする?」と問いかけてるようでした。
ワタシ的には、故郷に戻って久しぶりのお父さんと会う場面がぐっと来ましたね〜。
  昔々ですが、ボーイフレンドが突然の病気に襲われたとき、
当たり前の関係になんの疑問も抱かず、わたしは結局何もできなかったんです。
いまだ後悔してもしきれないでいるので、
映画を観ながら、鼻の奥と胸がちくちく痛くなってました。
2人の愛の行方を、ぜひスクリーンで!

 
  映画「連理の枝」は、4月15日、日劇3ほか、全国東宝洋画系にて日韓同時公開予定です。
相手を思うこと、二人で乗り越えることの難しさと美しさが実感できる作品です。
主役の二人を見守るカップル達も微笑ましいので、
愛する人に思いを伝えようと頑張るあなたにもぜひ観て欲しいです。


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