2010年5月11日(火)

しぼむ中流層

コラム

最近、自分を中流と思う人が減っているといいます。
実感は正しくて、やはり中流層の地盤沈下が進んでました。

 

10日の日経新聞の記事によると、総務省の家計調査をもとに試算で、
2000年から09年までに年収650万円以上の世帯が減っていることが判明。
特に、05年以降は800万~900万円の世帯の減少が目立つという。
高齢化の影響もありますが、一番の原因は景気低迷で賃金の下落が続いているためです。

 

となると、「中流を維持するには、女性もしっかり働くしかない!?」と思うのですが……。

これがままならないという厳しい調査報告が、最近ありました。
大阪商業大JGSS研究センターの調査によると、
アラサー世代の人は最初の就職が非正規雇用だった割合がアラフォー世代の2・5倍
特に、この世代は未婚女性の正社員率は5割にすぎないという。

 

不況の影響をもろに受けているアラサー世代の女性たち! 
さらに、この世代に限らず出産した女性の7割が未だに退職している現実!

 

日本は一見女性の社会進出が進んでいるように見えて、その内実はお粗末。
均等法が施行されて20年も経つのに、これでは私の世代とそう変わらないじゃないですか。

 

白河桃子さんは言います。
「日本は女性の社会進出が進まなかった珍しい国だ」

 

中流男性の没落は日本だけでなく欧米でも起こってました。
しかし、同時に女性の社会進出が進み、共働きが主流に。

ちなみにOECD諸国の中で

日本は韓国に次いで男女賃金格差の大きな国です。
格差の少ないのは、フランス、オーストラリア、スウェーデン、イギリス、アメリカの順。
これは正社員の賃金で、パートは含まれていません。

 

日本で結婚や出産が遅れるのは女性が社会進出したからというより、
女性がうまく社会進出できなかったためでは?とさえ思えてきました。

 

根強い専業主婦志向で一握りの高収入男性を求めてしまう→結果、相手が見つからないという構図です。

 

子供手当ての支給もいいですが、それ以前に女性の就業支援とこの辺りの意識変革を図る婚活支援が必要なんじゃないでしょうか。
(三沢)

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