2009年12月8日(火)

「子供必要ない」42%、20~30代では6割(内閣府調査) 結婚をあきらめないで!

コラム

12月6日の新聞に、「子供必要ない」42%とちょっと衝撃的なタイトルの記事が掲載されました。内閣府の「男女共同参画社会に関する世論調査」によると、20~30代に限れば「結婚しても必ずしも子供を持つ必要はない」と答えた人は6割に達し、これは調査開始以来最高だそう。また、「結婚は個人の自由だから、してもしなくてもどちらでもよい」と回答した人も7割に上りました。

この調査結果に「ここまできたか?」と一瞬暗い気分になりましたが、いや待てよ、同じ質問をされたら私だって「結婚しても必ずしも子供を持つ必要はない」と答えるんじゃないかしらと思い直しました。「何がなんでも結婚しなければいけない」とか「結婚したら子供が必要」とかいう社会は息苦しいわけで、結婚や子供にこだわらず多様な生き方を選べる時代になったのはむしろいい傾向です。

とはいえ、同じ紙面に載っていた内閣府が10月実施した別の調査結果はやはり気になりました。20~49歳の未婚者の4人に1人が将来も「結婚するつもりはない」と回答。4人に1人というのは、あなどれない数字です。若い人たちは結婚先延ばしから、いよいよ非婚化へ向かおうとしているんでしょうか?

実際、単身世帯は増えており、これまでの人口構造の変化が続けば2055年には50代の4人に1人が未婚となり、50代以上の人が属する世帯のうち4割以上が「単身かつ子どものいない世帯」と懸念されています。というのも単身世帯は多くの脆さを抱えているからです。

それを示唆するかのように、同日の新聞に『65歳以上の女性「貧困率」2割に』(07年時点、内閣府調べ)という記事が載っていました。国民の貧困層の割合を示す「貧困率」が65歳以上の高齢女性では20%に達しており、中でも単身者に限ると65歳以上の女性は52.3%、男性でも38.3%にも上ります。全体の貧困率は15%程度ですから、単身であることの経済的リスクは思いのほか大きい。非婚化は少子化問題であると同時に、貧困問題でもあるんですね。

単身化社会への対応策として公的なセーフティネットの拡充はもちろん必要ですが、結婚や家族をもつことは人生のかけがえのないセーフティネットでもあることを改めて若い世代に伝えたいものです。
昔から「一人口は食べられないが二人口なら食べられる」っていいますが、二人なら助け合って暮らせますよ。経済不安の今だからこそ結婚や子供をあきらめないでほしいですね。

(三沢)

※貧困率とは?
全世帯の可処分所得を1人当たりに換算して順番に並べ、中央値の半分未満になる人の割合。今回の調査の場合、年間所得が124万円に満たない人の比率。

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