今回のコラムは、話題の映画「ロッキー・ザ・ファイナル」。
元祖「ロッキー」へのオマージュ、愛に溢れた作品なんです。
あのロッキー?シルベスターが闘うの?
と疑ってかかる人も多いかもしれませんが、嬉しい裏切りが待っています!
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| 「ロッキー・ザ・ファイナル」
2007年4月20日 TOHOシネマズ 六本木ヒルズ他 全国ロードショー
(c)2006 Metro-Goldwyn-Mayer Pictures Inc., Columbia Pictures Industries Inc., and Revolution Studios Distribution Company, LLC. |
冒頭、フィラデルフィアの街で、亡き妻エイドリアンとの思い出の場所を訪ねるシーンから、もう感涙。
ドキドキのデートをしたスケート場や、ペットショップ・・・
栄光と挫折を繰り返したロッキーの半生を振り返りながら、
わたしたちの中にある過去の記憶を呼び戻す演出がいいんです。
そして、ただ思い出浸るだけでなく、そこには仕掛けがちゃんとあるんです!
ロッキーは、ワルの3流ボクサーだったけれども、根は曲がったことが嫌いなピュアな男。
街でたむろっている不良たちには、「おまえら、ちゃんとしろよ」といつも声をかけてるんですね。
その時の一人!不良少女・マリーが大人になって登場。
ロッキーにとって大切な存在になっていくんです。
グレーのスウェット上下で、階段を駆け上がる姿も変わらず、
一大ブームになった<卵一気飲み>もあるかも?
とにかく、還暦のスタローンが、想像以上にかっこいいんです。
その姿に影響される同世代は多いと思うし、亀田親子にも観て欲しい。
ちなみに。
超低予算だった第一作では、シルベスターという役者を誰も知らないので、
街を走るシーンは、ほぼ一発撮りだったそうです。
路地の店先で、オレンジをポーンと投げられるシーンも、
演出でなくホントに街にいる人が「ガンバレよっ」と放り投げてきたそう。
シリーズの最終章「ロッキー・ザ・ファイナル」では、
イタリアンレストラン「エイドリアンズ」の場面が好きです。
彼のファンを中心に、連日満員のお店は、こぢんまりしているけど雰囲気がいい。
お客さんの要望で写真を撮ったり、武勇伝を聞かせたり、
ロッキーの穏やかな隠退生活がどう変わっていくのか・・・、
超・現代的な要素も取り込んだ脚本は、引き込まれます。
スポ根ものにとどまらず、大人にお薦めの「ロッキー・ザ・ファイナル」。
30年の日々をしみじみ味わいながら、熱い拳を挙げましょう!